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2008年11月の記事

ジェラシー 榛

ココを家のリビングの一角に置いたケージの中に寝かせるようになってから、落ち着かない様子のコーギーの榛です。

この子も、保健所に保護されている犬の里親を捜すボランティア団体から生後4~6ヶ月くらいの時にわが家にきました。とても利発な子です。家の中で、大好きなお母さんの愛情を独占していたい榛は、娘が私に話しかけるだけで、すっ飛んできて二人の間に割り込みます。そんな榛のテリトリーにココがやって来たのですから、心の休まる間がありません。ココのオムツ替えをしている私の周りをウロウロしては叱られます。いじけてソファの背もたれの方に顔を向けて寝ています。ケージからココを出して、オムツを取り替えて終えて、ケージの中を見ると、榛が次は自分の番だ、と言うような顔をして、オムツをくわえて座って待っていました。この姿には思わず爆笑でした。

夜にココが鳴くと、お父さんが怒ります。怒っても仕方がない事だと思うのですが、怒ります。困った父さんだ、と呆れている家族です。「お母さん、絶対惚けちゃだめだよ。お父さんは、介護に向いていないから。虐待されるかも・・・」と娘。「はい。心がけます」私。Bd_mcyclamen4_2

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CoCo 17才

わが家の犬が、今年の8月で17才になった。シェパードの血が入った雌の雑種でソックスを履いたように足が白い。17年前の10月20日に市役所の駐車場の「里親さがし」会場からわが家へやって来た。生後2ヶ月のチビワンコは、目玉と鼻が真っ黒なカワイイ子だった。6才だった息子が、たくさんいる仔犬の中から、「この子がいい」と選んだ。ムクムクしていて熊の子みたいな仔犬を自転車のカゴに入れて、家へと連れ帰った。その日の夜は、母犬や兄弟犬の温もりを恋しがって、クンクン鳴いた。

6才と3才の子ども達と一緒に大きくなって、我が儘で、頑固で、どうしようもなく食いしん坊で、可愛くて、おバカさんなココちゃんに成長した。やがて幼稚園に行くようになった娘が帰ってくると、二人で犬小屋の屋根の上に座っておべんとうの残りを食べていた。ココはそれが楽しみで、屋根の上でいつも娘の帰りを待っていた。「ココちゃん、玉子焼き食べる?」 「・・・・・」(眼は玉子焼きに釘付け)「ああ、でもやっぱり私食べようっと」 「クーン」(鼻で娘の脇腹を突っ付く)「じゃあ、エビフライあげるね」 「パク」 ・・・そんな事を繰り返しながら、子ども達は大人になった。

今年の夏は乗り切れるだろうか、そんな心配をした。ご近所の友だちワンコの姿がポツリポツリと見えなくなった。「家のグリ死んだのよ。ココちゃんは元気でね」「○○さんのクロちゃんも、△△さんのナナちゃんも、亡くなったそうよ。ココちゃんはガンバッテね」、そんな声をかけていただくようになった。木枯らしが吹く頃になって、後ろ足がいよいよ利かなくなってしまった。ずーと外飼いだったので、家の中に入れると落ち着かない様子で外に出たがったが、先週からオムツをして家の中のケージで寝ている。布団の上に毛布を敷いて、タオルをかけて1日中ほとんどの時間を寝ている。オムツをしていても用を足したいと必死に身体を起こそうとして鳴く。大分前から、目もあまり見えなくなっていて、耳もほとんど聞こえていない様子だったから、声をかけながらそおっと身体に触れてものたうち回るように驚く。20㎏近い体重も、半分以下になってしまった。夜中に鳴くので、ケージの隣に布団を持ってきて添い寝をしている。老犬介護生活が始まった。今年の冬を乗り越える事ができるだろうか・・・

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ちいさいちいさい母のうた

古い本の整理をしていたら、小さな詩集が出てきました。15センチ×10センチサイズの本です。裏表紙に母の字で、「昭和40年11月」と購入年月が書いてありました。今から、43年も昔の本です。私が小学2年生の時に買ってもらったものです。「詩集 おかあさん サトウ ハチロー」という本です。この本が発売された頃、テレビで何度かサトウハチロー氏が朗読していたのを観ました。それを私が覚えて諳じていたのを母が聞いて、買ってくれたのでした。

ちいさい ちいさい人でした

ほんとに ちいさい母でした

それより ちいさいボクでした

おっぱいのんでる ボクでした

羊によくにた人でした

やさしい目をした 母でした

ころころこぶたのボクでした   <サトウハチロー>

なつかしくて本を開きました。今でも覚えていた一節でした。8歳の私がいました。

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郁子の実

昨日、ジムの帰りに同じご町内の方から、庭の郁子(むべ)の実を蔓ごと頂きました。秋の色です。アケビの仲間なので、形も色も良く似ています。

「ほほぉ。これがむべですか。手にとってみるのは初めてです」

「いいものを頂きました。ありがとうございます」

「アケビの仲間ですか。これも食べられるんですか?」

「ああ、アケビほど甘くない」

「鑑賞用ですか。玄関に飾ってみます」

「ブログにも写真載せます」Img_1364

今日は、お隣のおばあちゃまに見せびらかしに行きました。

「むべの実を貰ったんです。秋らしいでしょう」

「ええ、アケビの仲間ですから、色も同じですね」

「お友だちに郁子(むべ)と書いて『いくこ』さんって方がいらっしゃるんですか」

「一つ彼女に差し上げたい?・・・是非そうしてください」

「大丈夫です。どうぞ、どうぞご遠慮なく」

「来年のカレンダーですか。俳句のですね」

「12月に作品が載っているんですか。ありがとうございます」

「では、この郁子でまた一句作って下さい」

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