母の誕生日

今日8月2日は母の87歳の誕生日だった。

週末に外泊を予定していたが、都合がつかず断念。今朝早くに施設を訪問。

昼食前のおやつの時間を狙って、母の好物の「どら焼、大福、カステラ」をお土産に持っていった。

母と夫と3人で応接室でささやかなお誕生日会。母は糖尿病予防のためにカロリーをおさえた食事をしているのだが、今日は、好きなものを食べさせてあげたいと思って、お菓子を持っていった。母は「大福を食べたい」と言って一つ食べた。「来年は米寿だね」と言うと、「ええ、そんな歳になったの。私はまだ82歳だと思っていた」と笑っていた。いつも82歳と思っていたほうがいいと思った。

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お彼岸で

21日の午前中に母を施設に迎えに行き、そのまま車で横須賀の実家へ行きました。母にとっては2年ぶりの我が家です。高速道路の横須賀横浜道路は、特にお彼岸の時期は朝比奈インターでいつも渋滞します。いつもなら1時間ほどで着くはずのところが、2時間以上もかかってしまいました。

「何処へ行くの?」と何度も聞く母に、横須賀の自分の家へ行くのだと答えますが、しばらくすると、また同じ質問をします。そんな事を繰り返しながら、高速を降りて家の近くまで行くと、「ああ、この先を右に曲がって、公園がある近くなのよ」と言い出しました。記憶が甦ったようで、声が弾みました。

実家では、兄と義姉が昼食を用意して待っていてくれました。母は自室の仏壇に線香をあげ手を合わせていました。

夕方に戻り、私のところで1泊して、今日再び施設に帰りました。いつもなら一晩寝ると、忘れてしまう事が多いのですが、昨日の事は良く覚えていました。Photo

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訪問再開

1月の下旬から、母の介護施設は訪問ができなくなっていました。

近隣の施設でインフルエンザの集団感染が起き、亡くなった方がいらしたのです。テレビや新聞でも報道されていました。

その翌日、母のところへ訪問に行くと、入り口に貼り紙があって、「今朝の緊急会議で決まりしばらくの間面会をお断りします」とありました。面会ができるようになったら、通知が来るという事でした。そして、3週間が過ぎた頃、訪問が再開されたので、夫と息子と3人で面会に行ってきました。忘れてはいまいかと不安になりましたが、いつも通りでした。ほかの入所者の方々も皆さん元気で安心しました。

28日に、兄が様子を見に来ると連絡があったので、外泊届けを出して、母を家に連れてきました。兄が作った鯛のお刺身を美味しそうに食べて、一晩ぐっすり眠って、翌日の夕方に送り届けました。翌日には兄が来た事もお刺身を食べた事も忘れていましたが、最近は、その時が楽しければ良しとしましょう、と思っています。

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運動会

23日に、母の施設で運動会がありました。国旗や花飾りは手作りです。
携帯で取ったので写真がボヤケていますが、チアガールのお兄さん(?)4人はいつも介護をしてくださる頼もしい男性スタッフです。
バッチリメイクのカワイイチアガールに おじいちゃんおばあちゃん達は 口をぽかんと開けて見とれていました。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
応援合戦、玉入れ競争、ピンポン玉リレー、ラムネ早飲み、飴玉さがし・・・等々盛り沢山のプログラムです。
スタッフさんのガンバリのお蔭で楽しい運動会が出来ました。
昼食もこの日はお弁当仕立てになっていて、雰囲気を盛り上げてくださっていました。
スタッフの皆さん、栄養士さん、調理の方々に感謝です。

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困惑

先週の日曜日、叔母たちが母の施設を訪問してくださった。母は5人兄弟の長女で、女4人に挟まれて育った叔父は42歳の若さで亡くなっているが、4人姉妹は元気でいる。母を含め3人は生まれ育った実家の近くに住んでいるが、母のすぐ下のH叔母は博多で独り暮らしをしている。叔父も亡くなり、子どももいない叔母は、誰の世話にもならずに一人で残りの人生をまっとうするつもりでいると言っていた。しかし、その叔母が最近認知症が進んでいるようだとT叔母から電話があった。住んでいるマンションの管理人やお世話をしてくださっている近所の方から一人で置いておくのは無理では、と言われたうえ、母の顔を見たいと言っているので、7月末に博多からH叔母を連れて来て、そのままT叔母のところで面倒を見ながら近所に適当な施設を探すつもりだと言う事だった。

母には叔母たちが訪問してくれる事を話しておいた。訪問の予定を忘れている時と覚えている時が交錯していたが、叔母たちが来てくれた時は楽しそうに話していた。母と叔母は2歳違いだが、2人の会話は「私も、もう85歳になってしまったのよ」(H叔母)、「あら、私も85歳よ」(母)、と終始こんな感じ。博多と横須賀を往復して面倒を見ているT叔母も78歳で、決して若くはない。T叔母が博多を訪ね掃除や洗濯をしてくれている事もH叔母は分かっていないようで、往復の飛行機代などの費用もすべてT叔母は自分のへそくりでやりくりしている。H叔母はそのあたりの配慮が出来なくなっているらしかった。H叔母はポックリ死ぬ事しか考えていないが、実際は認知症が進み日常生活が困難になった時、誰が面倒をみるかという問題が生じてくる。資産管理、不動産の処分など、兄弟姉妹、甥姪が出来る事にも限界がある。

母は、自分の部屋の隣のベッドを指して「あなたもここに来たら良いのに」と言っていた。

「叔母さんそうしたら?」とは言えない私。困惑。Himawari2

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野菜の苗をプレゼント

老健施設にいる母に、母の日のカーネーションの代わりに、野菜の苗をプランターに植えて持っていきました。相談員の方にお願いして、施設の屋上に置かせて頂いたのです。管理はこちらでします。もし、他の入所者の方が引っこ抜くようなことがあっても、一切問題にしませんので(精神科の入院患者の方がいて、相談員の方はそのことを心配されていました)。そんなやり取りがあって、2つのプランターを置く事が許されました。

1つにはナスを1株、オクラを3本。もう1つには赤のパプリカと野菜ばかりでは淋しいかなと思い白いダリアを植えました。フェンスの脇に遠慮がちに置かれているプランターを見て、母は、「楽しみだねぇ」と顔をほころばせてくれました。庭いじりが好きな母は、屋上へ行く度に、花壇の雑草を抜いては楽しそうにしていたのです。施設での催しは、あまり気が進まない様子で、折り紙も、カラオケも、粘土細工も参加しないでいたのです。何か母が楽しめる物はないかと思いを巡らせて、園芸をさせてもらう事にしました。花が咲いて、実るのを楽しみにしてくれるといいなと思います。

昨夜の嵐に、まだ楊枝の太さほどの弱々しいオクラの苗が耐えてくれたか心配しています。

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なんと言うか・・・

先月、発熱と関節の痛みを訴えていた母は、結局、熱が下らないまま隣接の病院へ検査入院となってしまったのでした。11月28日の朝、老健の担当者から電話連絡をもらい、慌てて出向くと、既に母のいた部屋は綺麗に片付けられていて、荷物もまとめられてありました。老健は介護保険を使用しているのですが、病院は健康保険を使うため、入院と同時に老健は退所扱いとなるのだそうです。

入院から3日ほどで熱も下がり、痛みも治まりました。検査もいろいろ受けたようでしたが、結局原因が分からず終いでした。さて、そうなると病院には用がないのですが、隣の老健の施設にはすぐに戻れない事が分かりました。再び入所するための書類と審査が必要になるのです。しかも、既に部屋は満室と言う事で、来月下旬までは無理らしい、との返事でした。どこも痛くなく、起き上がりたい母をあとひと月半もベッドの上に寝かせたままにしておくのは、心配です。足も弱るし、頭も弱ります。トイレに行きたいという母に、オムツで用を足して下さい、と言う看護士とポータブルトイレを使わせてはくれないか、と交渉します。ため息が出てきます。他の部屋の老人はみな寝たきりなのです。いちいちトイレコールに付き合うより、定時にオムツ交換をしている方が、仕事が捗るからでしょう。これが老健と病院の違いの大きなところです。

このまま、寝たきりにされては困るので、セッセと病院へ通います。母をベッドの上に座らせて、手足を動かします。頭の体操も兼ねていろいろと話をします。昨日は、ナンクロの本を買って行きました。鉛筆を麻痺の残る右手に持ってクロスワードのマスを埋めていきます。集中力も必要ですから、リハビリには良いと思います。

クリスマスも正月も病院で過ごす事となってしまいました。病院の中にもクリスマスの飾りつけがされています。誰もいないディールームのツリーは淋しそうです。

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月、水、木、土

介護老人健康保健施設に入っている母のところへ行く日を、(月)(水)(木)(土)と決める事にした。それまでは、行ける限り行こうとしていたが、無理は続かない、と考えて自分の心の中で決めた。今までも、(火)(金)は仕事があるので、それを理由にできた。(水)は自分の病院通いがある日は、行かれなくても気持ちが楽になった。日曜日は、家族との時間を軸に考えるようにしようと決めた。(土)(日)の休みの両方とも、母のために時間を割いてくれる夫に申し訳ない気持ちからだ。こちらを立ててれば、あちらが立たず、と言う思いもあるが、先の長い話なので、上手くやっていくしかない。

母は、私が何時来たのか、何日ぶりに来たのか、全く分からない。帰る時に、「今度は、○曜日に来るね」と、声をかける。土曜日に夫と面会に行った時に、右手が痛いと言っていた。湿布を貼っていたが、それ以外は元気にしていたので、心配はしていなかった。

日曜日は、久しぶりに娘と買い物に出かけた。夕方に戻って、着替えをしていると、実家の義姉から電話があった。施設から電話があって、熱が38度5分あり、家族に連絡をして欲しいと言っているので、電話をした、と言う話だった。手違いがあって、私のところではなく実家の方へ電話がいったらしい。慌てて、脱いだ服をもう一度着て、車に乗って母のところへ行った。母は、「痛い、痛い」と言いながら、ベッドの中にいた。額を触ると熱い。自分が家族を呼んでほしいといった事は、すっかり忘れていて、「あら、来たの? 今日は随分遅いのね」と、呑気に言う。外はすっかり日が落ちて真っ暗だった。肩と肘の関節の痛みから熱が出ているらしいが、診察は明日になる、と言う話だった。手が痛くて箸が持てない、と言うので、夕食の介助をしてから、施設をあとにした。

今日は、これから母のところへ出かける。痛みが退いて、熱が下がっているとよいのだが。

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母の外泊

8月12日(日)から19日(日)まで、母を老健施設から、外泊で家に連れてきました。3月12日に発病してから、5カ月ぶりの帰宅でした。救急病院からリハビリ病院への転院、そして老健施設への入所だったので、母は今自分がどこにいるのか分からなくなっていたと思います。

車椅子は、結局手放すことができませんでした。介護タクシーを頼んで、車椅子のまま家に入りました。バリヤフリー仕様になっていないので、部屋の仕切りのわずかな段差が障害になりました。トイレも風呂も神経を使います。夜間のトイレはポータブルトイレを使うように言うのですが、不自由であることの自覚がないので、一人で行こうとしてベッドに戻れずに、床の上に寝ていたことも2度ほどありました。24時間の見守りの大変さが分かりました。

認知症は大分進みました。足の筋力も衰えています。それでも、家にいる時の方が、顔の表情が明るく見えます。テレビを観て一緒に笑います。我が儘も言えるようです。3度の食事の用意とトイレの心配の1週間でしたが、私も嬉しい時間でした。

外泊が終わり、帰りのタクシーの中で、どこへ行くのか、と再三尋ねる母に、老健へ帰るのだと伝えるのは気が重かったです。しかし、翌々日に母を訪ねると、外泊のことは忘れていました。近々家に連れて帰ろうと考えているのですが、それが母にとっての幸せなのか、私の自己満足に過ぎないのか、頭の中で、思いがぐるぐると回っています。

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思うようには

今日は久しぶりの雨がやって来ました。強い日差しに射抜かれてぐったりしていた紫陽花も息を吹き返しています。

今日は週に2回の仕事の日です。昨日病院から帰る時に、「明日は金曜日なので、私は来られないの。ゴメンネ」と母に言うと、「塾の日でしょう。分かってる」と答えてくれました。でも、3分も経つと今日が何日の何曜日か分からなくなるのです。火曜日と金曜日が塾の日で、私が来ないのは分かっていても、今日が何曜日か分からないので、きっと待っているだろうと思います。毎日待っているのに、行った時は時計ばかりを気にして、「もう、夕方だから、あなたも忙しいでしょう。早く帰ったほうがいい」と心配します。

そろそろ退院の時期が来ています。転院してきたのが、4月6日だったので、3カ月が過ぎようとしています。リハビリを終えたら、母を家へ連れて帰るつもりでいました。入院中に認知症は大分進んだように感じていましたが、、それほど心配していませんでした。しかし、担当の医師は、家での24時間の見守りは想像以上に大変な上、転倒事故のリスクも高いと言う理由で、施設の利用を勧めました。

老健(=老人保健施設)に入る事になりました。面接・審査会を経て、受け入れリストに登録になり、連絡を待ちます。老健は特養とは違うので、ここで、リハビリを受けながら家庭復帰を目指します。滞在期間は3カ月から半年。長い人でも1年だそうです。病院ではないので、起床してから就寝するまでの過ごし方は、家にいるような生活になるそうです。医師は、病院よりストレスが少ないので、認知症には良いと話してくれました。

母は「帰りたいけど、無理かしらね」とよく言います。今の病院を退院したら、家に帰れると思っています。私は、老健のことをなかなか上手く母に言えないでいます。少しずつ、これから先のことを伝えていますが、その時は理解してくれても、「そろそろ退院して、家に帰れるかしらね」と言い出します。思うようにならない事が、母にも私にもあります。

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